松屋が期間限定メニューでとりあげたことで一躍話題になったジョージア料理のシュクメルリ。和定食にマッチするようシチュー風にアレンジ*1した松屋に対し、ここではできるだけ本場に近いシンプルなレシピ、「鶏肉のガーリックソース」としてのシュクメルリを再現してみたい。
何よりも、ニンニクの量がすごい。物理で殴って、旨味を補うコンソメもチーズも、とろみ付けの小麦粉や生クリームも一切不要*2。牛乳とバターで十分濃厚でクリーミーなソースが仕上がる。
レシピでは鶏もも肉を使っているが、本来であれば骨付きの丸鶏を使って、鶏のポテンシャルをすべて引き出したいところ。
バゲットやマッシュポテトを付け合せにして一緒に食べるとよい。ここまでにんにくが強力だと、チーズを載せるのが躊躇われるボリュームだが、ミルクベースのソースなので当然相性は良く、オーブンで焼く前に好みでとろけるチーズを載せてもよいかと。
ポイントは、
- ニンニクは焦げてしまうと香ばしくなるが別モノになってしまうので、焦がさないように。弱火で香りが立つまで炒めてください。市販のおろしニンニクは最初からペースト状になっており、容量もあるので大量でも利用しやすい。案外美味しくできるのでおすすめ。
- 鶏肉は火が通りにくいので、ソテーした上でオーブンで焼いても、なお生焼けの部分が残ってるケースも。加熱時間は環境に応じて要調整。(通常のチキンソテーのように、皮目に焼き目をつけた後に裏返し、少量(大さじ1,2程度)水を加え蓋をして5分程度蒸し焼きにするとよく火が通る。)
材料
- 鶏もも肉 2枚 500g
- おろしニンニク 50g程度(青森産のにんにくの場合、1個分。市販のおろしにんにくチューブの場合、1本強)
- バター 30g
- 牛乳 150cc
- 塩コショウ 適量
作り方
- 鶏もも肉(皮つきのまま)は両面に塩コショウし、皮目からフライパンに並べてソテーする。焼き目がついたら裏返して焼く。
- 両面にしっかりと焼き目がついたら、フライパンから取り出し(フライパンに残った油はそのまま)、200度に予熱しておいたオーブンで20分焼く。
- 2のフライパンを弱火にかけ、おろしにんにくを全量加え、弱火で軽く炒める。
- 香りが立ったら、バターと牛乳を加え、弱火で2分ほど煮る。この時点でニンニクの糖分と煮詰めた牛乳でとろっとしたソース状になっているはず。
- 鶏もも肉が焼きあがったら、粗熱がとれるまで休ませてから適当なサイズに切り分け、耐熱皿に載せて6を注ぐ
- 200度のオーブンで10分加熱して出来上がり。■
参考レシピ