自宅で料理をし続けてきて、3年目くらいになるだろうか?
ここにきて、不思議と「2周目」という感覚が立ち上がってきた。特に何かのきっかけがあったわけでも、自分が立てた目標を達成したというわけでもないが、コースをまずは一周し終わった。基本的な料理作りがようやく一巡して、とりあえずゼロから最低限レシピを再現できるようになった。これからは、各メニューを改めて作り直して、単に再現するだけでなく美味しいものを作りこんでいくフェーズに移行する。そういった感覚。いまだ基本段階にあることは間違いないが、一種の自信みたいなものが自然と得られたことはよいことだと思う。
客観的な基準で評価された時に、自分では納得がまだいかず、実感も伴わないというケースはよくある。実力以上の高校や大学の入試に合格した時、大会で規定の勝数を超えて認定証をもらった時…。やってるときは必死で、結果としてそのような「結果」がついてきた確かに客観的には十分な実力があったはずであっても、全く実感がわかない。自分にそんな評価にはもったいない。まだまだ、という謙虚な姿勢にならざるを得ない。
そのような客観的な評価が主観的なものになるにはやや時間を要することになるだろう。
しかし料理に関しては特にそういった一般的に客観的な評価があるわけでもない。あったとして、自分がそれを満たしているかどうかを測ったわけでもない。ただなんとなくの、「一通りは最低限なぞれる」という、ただそれだけの自信。
これをきっかけに、前作った時よりも美味しく作ることを目指して、引き続き料理を続けていきます。