毎日まめご飯。

素人の料理好きによる料理メモ。免責事項:このレシピを参照することでもたらされるいかなる損害にも筆者は責任を負うことはありません。自己責任でご利用ください。

菊ちらし

もって菊」がパック100円くらいで売られてたりするので、リゾットにしたり天ぷらにしたり、おひたしにしたりといろいろ使ったりする。ここ数年で出会った食材だが、想像以上に美味しい。香りは押し付けがましくなくふわっと香る程度で、和食にマッチする上質で優しいハーブ、といった趣。

そんなもって菊はちらし寿司にベストマッチ。上記レシピは黄色の食用菊を勧めており、もって菊は紫色だが、大した問題ではない。材料がそこまで豪華でなくても満足感が強い。

ポイントは、酢と塩で30秒ほど茹でた菊の花びらは、すぐに冷水にさらして冷やすこと。長時間熱がかかると、紫色が退色して薄い茶色になり、見た目の印象が悪くなってしまう。

冷水にさらして冷やした茹で菊は、しっかり水気を絞って使うこと。また、すし飯に混ぜる際には、団扇等を用いてすし飯を人肌程度に冷ました後に混ぜる。

にんじん・椎茸の煮物のみじん切り、れんこんの酢の物、大葉の千切り、もって菊のおひたし、炒りごまなど、チラシ寿司の具は基本的にすし飯を冷ました後に混ぜる。

具は全て混ぜ込むのではなく、海鮮系の具材、錦糸卵は混ぜ込まずに盛った皿に後乗せするのがよい。特に海鮮系の具材は柔らかくて崩れやすいので、混ぜる際に具が崩れることを防げるし、後から具を変えて楽しむこともできるし、各人が好きなものを好きな量だけ盛り付けられるなど、いいことづくめだ。にんじん・椎茸の煮物のみじん切り以外は全て後乗せというレシピもある。

案外外食でも頂く機会は少なく、ましてや美味しいものにはなかなか出会えないちらし寿司だが、和の食材(れんこん、もって菊、ごま、三つ葉、蟹)の素晴らしいハーモニーを比較的手軽に味わえるメニューと思う。ぜひお試しあれ。