毎日まめご飯。

素人の料理好きによる料理メモ。免責事項:このレシピを参照することでもたらされるいかなる損害にも筆者は責任を負うことはありません。自己責任でご利用ください。

粕漬

先日、三平汁のために購入した酒粕。他に特に使う当てがなかったので、酒粕を使うレシピを調べてみたところ、「甘酒」や「粕漬」のレシピが見つかった。

「粕漬」は試したことがなかったし、食べたこともそんなに記憶に残っていない。どこかの日本料理屋さんや、旅館の夕飯や、定食やさんで食べたことはあるのかもしれないが、味噌漬け等との区別も明確にはない知識レベルだった。

レシピを見ると、酒粕と味噌を1:1でよく混ぜ合わせて、それを魚や野菜にたっぷり塗って冷蔵庫で保存する、といったもの。これでどの程度美味しくなるものか、と半信半疑でまずは「メカジキの切り身」で試してみた。

すると、漬けられた切り身は色が透明感のあるオレンジ色、といった具合になっていて、味噌と酒粕の香りも素晴らしい。魚の生臭さも全く無い(もとより切り身なので臭みはあまりないが)。焼き方はキッチンペーパー…ではなく「クッキングペーパー」をフライパンの上に敷いて、その上に粕を拭き取った魚を載せて焼く。

こうするとフライパンが一切汚れず、また焦げた酒粕はクッキングペーパーの方に黒くなってこびりつくが、魚の方にはあまり付かない。

裏表を3分程度焼いて、食べてみるととっても美味しい。見た目、色、香りはちょっと高級感も感じさせる。メカジキのしっかりした肉質に濃い味付けがぴったりで、少量で白飯がいくらでも食べられる。

こういうのを簡単に家で作れるというのは素晴らしい。いろんな魚や野菜で試してみようと思う。ちなみに豚ロースでも試してみたが、魚の方が断然美味しいのでまずは魚をおすすめします。

(追記)

上で 酒粕:味噌 = 1:1 と書いたがどうもそれは味噌が多め or 酒粕が少なめらしく、他のレシピを見ると 酒粕:味噌 = 3:1 程度が多いように感じる。さらにみりんとお酒を追加する。DELISH KITCHENさんの上記レシピがシンプルでわかりやすい。

酒粕、みりん、酒を樹脂製のボウルに入れて、レンジで1分程加熱すると粘土のように硬かった酒粕が生クリームのような柔らかさになり全く力を入れずに混ざるようになる。この状態になってから味噌と合わせて混ぜる。

魚はメカジキは絶品だったが、カラスガレイも試してみた。カラスガレイはメカジキ程身はしまっていないが、ホロッと脂の乗った身は軽く華やかな味わいでこちらもメカジキと同等以上の美味しさ。切り身に骨がついていても身が外れやすいので全く気にならない。