先日初めて土鍋で炊飯したときから、毎回炊飯は土鍋でやっている。
だいたい美味しくできているのだけど、焦げ付きがかなりの量の米を無駄にしてしまうのが難点。一度殆ど焦がさずにできた時があったが、再現できていないので、あのときの火加減を思い出したい。
- 点火時のデフォルトの強さで8分強
- (スイッチを一番左に寄せて)とろ火で10分
- 鍋の蓋を少し開けて様子を見て、粥状態でなく米が立っているようなら火を消して蒸らし10分
が基本的に最近の炊き方。これでも結構焦げつきは発生する。
気温にも大きく影響することは間違いない。極端な話、30度のぬるま湯と5度の冷水かで加熱時間が変わらないわけがない。日本であれば水道水であれボトルウォーターであれ、真夏には前者、冬には後者になるだろう。
お粥状態になるのであれば、とろ火加熱の時間を伸ばせばいいのであって、強火の時間はできる限り減らしたい。最近の気温は日毎に上がったり下がったりで不安定だが、高い日には7分にするとか、低い日には10分にするとか、いろいろ工夫したい。
あるいは水温の条件を毎回揃えてやるというのもありかもしれない。最初から沸騰させた湯を入れると美味しく炊けなさそうだから、水温を一定にして炊飯するというのは相当難しそうだが…。
あともう一つ、コンロの右左も一つ条件の違いになってきそうだ。うちのコンロは二口でグリル付きの市販のものだが、壁側のコンロはたしか火事の防止等の配慮があって、反対側より火力がやや弱くなっていたはず。だから、炊飯するときはデフォルトの火力でやるのであればコンロの左右を固定する必要がある。
なお、火を消す前に鍋の蓋を少しだけ開けて中の様子を見ている。もちろん開けない方がいいんだろうが、お粥ができても困るのでもう少し慣れるまでは多少米の味は犠牲にしても(犠牲というほど落ちるのかは疑問だが)様子見はしておきたい。
もう一点難点としては、強火で熱している時の吹きこぼれ問題。土鍋の蓋の空気穴から、かなりの勢いで湯が吹き出すのが少々危険なのだ。今日はコンロの奥に置いている小皿に思いっきり吹き出した湯がかかって、全部洗い直すハメになった。
クリティカルな問題ではないが、スマートに解決できる方法があればと思う。さすがに空気穴を塞ぐのは違うだろうなあ…。
また、土鍋で米が炊けるようになったといっても、それは決まった土鍋と決まったコンロで初めてできるのであって、この環境が変わってしまうとおそらく全く上手く炊けなくなることは容易に想像がつく。何度も繰り返していけば、環境の変化に柔軟に対応できるようになるものだろうか。吹きこぼれ具合等で、あとどれくらいかを体感で判断できるようになるのだろうか。土鍋で炊飯のひとつの目的に、災害時やアウトドア環境での炊飯という意味合いもあるので、自宅環境で炊ければいいというものでもない。それ以前に水の量すら怪しい。炊飯器だと目印まで水を入れればいいだけだが、計量カップがなければ適当な水の量がわからない。
せっかくだから、ある程度どんな環境でも炊けるようにはなっておきたいと思う。