毎日まめご飯。

素人の料理好きによる料理メモ。免責事項:このレシピを参照することでもたらされるいかなる損害にも筆者は責任を負うことはありません。自己責任でご利用ください。

最近おいしさに改めて気づいたもの

味噌汁、味噌

昔はそんなに好きじゃなかった、全く美味しいと思ったことがなかった。

松屋の味噌汁は美味しいなあ、と思っていたが、最近は自分で作る味噌汁も、「え?」っていうくらい美味しく感じる。相性のよい具の味、香り、旨味と合わさった温かいスープは絶妙。味噌をそのままちょっと舐めてみると、味噌自体の味も素晴らしいことがわかる。味噌は煮込みにも使うが、基本的には煮えばなで火を止めて香りを残すのがベター。少量を溶かしながら食べるのも美味しい。味噌を溶かしながら食べる豆乳鍋は至高。これからいろんな味噌を試していきたい。

目玉焼き

昔はそんなに好きじゃなかった、硬いし味気ない。しかし新鮮な卵で作ったベーコンエッグのできたてはびっくりするほど美味しい。目玉焼きは単独で食べるものではなくて、他のおかずやご飯と合わせて食べるものだったと知る。フライパンでベーコンを焼き、その上で卵を焼くと、熱が徐々に伝わるためか、出来上がりがきれいに仕上がるらしい。パンとの相性はいうまでもないが、ごはんともよく合う。

白菜

なんで鍋に入ってるんだろう、と不思議に思うくらいだった。いや、浅漬は普通に好きだったし、鍋に入っているものもよく火が通っているものは美味しく感じられていたかもしれない。酸菜で白い部分を細切りにして鍋に入れる、というやり方が美味しかったので、鍋にはそういう風に入れることにしている。こうすると火が通りやすく、柔らかくてとろっとしてとても美味しい。葉の部分はざく切りで構わないので、まず白い部分と葉の部分を切り離す、ということをしてから、葉の部分はざく切り、白い部分は細切り(5mm程度)にしている。

ちなみに、内側の部分から使うとよい(成長点を壊して無駄に成長しないようにするため)ということで最近はそのようにしている。

胡椒、ローレル

最近というか、GABANの「ブラックペッパーグラウンド」を買うようになって気づいた感じ。素晴らしい香り。しかも、封を開けてからもその強い香りがしばらくは持続するのが凄い。トルコ料理は胡椒を小さじ単位でがんがん使うから、大量購入している。ローレルもGABANのは素晴らしい。

唐辛子

唐辛子はカプサイシンのための存在 そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。麻辣油のところで触れたが、唐辛子は旨味と香りが素晴らしい。真紅とも言える赤も美しい。激辛好きは、辛さが好きというより唐辛子の味が好きなんだと思う(胡椒の辛さは多分好きじゃないし耐えられない)。唐辛子の旨味と香りに気づいてしまうともう戻れない。

伊予柑

皮が厚く、薄皮まで剥かなければ食べられないというハードルの高い果物。最近は品種改良が進み、媛まどんなや甘平のような皮が薄く、糖度の高い個性的な柑橘類が増えている今、伊予柑は柑橘界の"オールドファッション"かもしれない。

しかし、改めて食べてみると、その皮のハードルさえ超えると適度な酸味と上品な甘みのバランス、媛まどんなのゼリーのような食感とも甘平のサクサク触感とも違う、ぶりっとした果肉が、口いっぱいに爽やかジューシーな果汁を感じさせてくれて非常に美味しい。伊予柑体験というエクスペリエンスを正当に評価するためには、いかにそのハードルを上手に超えるかが肝要だった。