毎日まめご飯。

素人の料理好きによる料理メモ。免責事項:このレシピを参照することでもたらされるいかなる損害にも筆者は責任を負うことはありません。自己責任でご利用ください。

土鍋で炊飯(2)

土鍋で炊飯の一つのデメリットとして、鍋底に結構大量のご飯がこびりついてしまうということだ。しかも焦げの量がおおかったので、3合炊いても1日で消費してしまった。

翌日の昼、リベンジの気持ちでもう一度試してみた。同じクオリティのものができるとしたら悲しいが、なかなか楽しいというのもあったし、昨日得られた教訓はそれなりに明確なものだったから絶対に違うものになる確信はあった。もちろん、それがより悪い方に転ぶ可能性もあるのだが…。

火力の調節で土鍋チャレンジ

問題はやはり焦げすぎ、水分が飛びすぎということだ。なので、今回は最初は強火というより点火したときのデフォルトの火力で10分加熱してみた(6分くらいまで沸かず、8分だとちょっと足りない感じだったので+2分した)。

そこから10分弱火。弱火といっても、加熱の過程でやはりお米の炊けるいい香りが焦げくささに変わってしまったので、スイッチを一番左側に寄せて弱火というよりとろ火で加熱した。これでも、途中に臭いに焦げくささが加わり始めてしまうのだが、昨日試した時よりはだいぶマイルドだった。10分経って蓋をちょっと開けて様子をみたらまだお粥状態だったのでさらに2分程加熱し、火をとめて10分蒸らした。

結果

え・・・?めちゃくちゃ美味いんだが!!??

昨日のとは全く別物に仕上がっていた。水分を飛ばさないように注意して炊き上げたご飯はもち米のような弾力と、びっくりするような甘みを備えている。

これはご飯だけで全然いける、いくらでも食べれる美味しさ・・・!

これは正直驚いた。土鍋で炊飯、やはりそのポテンシャルはただものではなかった。それにしてもただの2回目でそんな美味しくできるものなのか…?火加減と時間しか注意してないんだが…?なお、米の品種は北海道産の「ななつぼし」の新米。

米の一部はやはり鍋底に焦げ付いているのだが、その焦げの臭いは十分に抑えられ、全体の風味を殺すようなものではない。明らかにメリットがデメリットをはるかに上回った出来栄えだった。

土鍋に入れっぱなしにすると水分が飛んでしまうので、すぐに炊飯器に移し替えて保温ボタンを押した。その後、7時間程経ってから夕飯で再び食べてみたが、その美味しさは意外にも殆ど損なわれていない。「甘みを感じる米の弾力」、炊飯器ではあまり感じたことはなかった味わいだ。

これはちょっと癖になるかも…。たかが一日で、ここまで熱い手のひら返しを自分がすることになるとは全く予想していなかった。土鍋のポテンシャルはたしかに凄まじいものがあった。明日も土鍋で炊飯しよう…。