フレッシュミント(スペアミント)とフレッシュパクチーを購入し、サフランウォーターも作ってみた。
グレービー用ソースに鶏肉を事前に丸1日マリネしてから作ってみた。もう少しソースが残るかと思ったが、ほぼ鶏肉に持っていかれて、鶏肉の表面のソースを削ぎ落としても漬け込んでおいたボウルにはほとんどソースが残らなかった。できあがりとしては、鶏肉は柔らかく味もよいと評判ではあったが、その分米の方の味が淡白になってしまったと感じる。つまり、マリネにするならヨーグルトとマサラの量は倍使った方がよさそうだ。そして、肉を柔らかくなるまで煮た後に加えて、加熱は炊飯の時だけにする。その方がヨーグルトによる風味もより強調されるのではないか。
サフランウォーターは0.2g程度(1袋の半量くらい)を500ml程度のぬるま湯につけて色を出したものを使ったが、ちょっと振りかけるくらいでは色がつかない。しかし、入れすぎると炊飯に支障が出る。サフランウォーターを入れて色付けするなら、グレービーの水分は意図的に一部廃棄するか、あるいは時間をかけてしっかり水分を飛ばすか、ということになると思われる。サフランウォーターとグレービーを混ぜてしまうと色付けの効果も薄まりそう(?)なので、上から順にサフランウォーター>バスマティライス>グレービー、とする方がよさそうだ。
うーん、なかなか難しい。パクチーとミントは炊き込む前に上に米の上に載せるのだが、量をケチると熱でしなしなになるので混ぜ込むとかなり目立たなくなる。食べるときに盛り付けてからトッピングとかの方がよいのかも?
フライドオニオンについてもしっかり作ろうとして、油を多めにして、油の温度を160度くらいまで熱してから玉ねぎ1/2個分のスライスを素揚げしてみた。やわやわになるのはそもそも油の温度が低く水分が多すぎるままだからであって、油の温度をしっかり上げればパリッと揚げ上がるかなと思ったのだが、玉ねぎを入れると温度が一気に100度くらいまで下がり、そこからほとんど油温が上がらなくなってしまった。結果として、またしなしなやわやわのフライドオニオンができてしまった。家庭の揚げ物環境はそう簡単に改善されはしない。今度は大きめの鍋で一気に大量に作って冷凍庫とかに保存しておくのがいいかもしれない。そして、素揚げではなく片栗粉とかをつけるのも、水分を飛ばす意味でもいいかも。
余ったサフランはサフランライスにしてみた。バスマティライスは日本の白米よりもはるかにあっさり炊ける。普通と同様に土鍋で炊飯してみようとしたら、沸騰まではよかったものの、その後とろ火にして10分加熱しようとしたら途中で水分が全部飛んでしまいった。とろ火での加熱時間は実質6分程度だっただろうか。幸い焦げ付いたりする前に救出できたので、カレーのライス代わりに使おう。
適量の水(1合に対し180ml程度)を入れて沸騰させてからバスマティライスを入れて3分茹で、そのまま蓋をしてとろ火で7〜8分?火を消して5分くらい?で今度は作ってみようかと思う。
今回のレシピ
下ごしらえ
(前日の下ごしらえ)グレービー用ソース(ヨーグルト100g、ビリヤニマサラ大さじ1、塩小さじ1を混ぜる)を作り、鶏もも肉をマリネして一晩置く。
(当日の下ごしらえ)
- にんにく、しょうがを一片ずつおろしておく。青唐辛子2本は5mm間隔くらいの斜め切りしておく。ミント、パクチーは葉をとっておく。
- (サフランウォーターを作る)500mlのぬるま湯にサフラン0.2g程度。
- (フライドオニオンを作る)玉ねぎ1/2個をスライスしてキッチンペーパーで水分を拭き取り、160度程度まで熱した油で素揚げする。均等に加熱されるようによく混ぜながら揚げるのがよいと思う。色づき始めてきたら油からあげておく。油はとっておく。
- バスマティライス2合を洗って30分以上浸水させる。
調理
(グレービーを作る)鍋で、カルダモンひとつまみ、クローブふたつまみ、シナモンスティック1本程度、ローリエ1枚をフライドオニオンを作った油で熱する。カルダモンが膨らんできて香りが出てきたら、おろしにんにく、おろし生姜を加え、香りが出てきたらマリネした鶏肉をマリネ液を除いてフライパンでソテーする。焼き目がついたらマリネ液、フライドオニオン半量、青唐辛子半量を加え、ひたひたになるまで水を加えてしばらく煮る。
(米を炊く)鍋に1リットルほどの水に入れ、カルダモンひとつまみ、クローブふたつまみ、シナモンスティック1本程度、塩小さじ1、油小さじ1を加えて火にかけ沸騰させる。浸水させて水を切ったバスマティライスを入れて3分茹でる。茹で終わったら水を切り、スパイスごとグレービーの鍋に入れ、ミント、パクチー、フライドオニオンをトッピングし、サフランウォーターを少量(500mlのごく一部)振りかけて強火にかけ、沸騰したら弱火にして10分加熱する。水分の具合を確認し、適宜加熱し、火を止めて蓋をして10分蒸らす。
反省と次回への展望
- マリネした鶏肉は非常に柔らかく美味しくなっていたので、引き続き今後もマリネしていく。
- 当日の下ごしらえではグレービー用ソースを倍量作っておき、ソテーした鶏肉に加える(マリネ液はほとんど鶏肉に吸われてしまうため)。
- 鶏肉は表裏ソテーしたら、グレービー用ソースだけを加えて火を止める。あるいはここでサフランウォーターを300mlで作って全量加えてみるのもよいかもしれない。いずれにしても、ここで水分を加えて煮るよりも、炊飯用にサフランウォーターを加えることで、キレイに色付けできるようにしたい。(鶏肉はマトンと違って柔らかい、マリネしてるならなおさら→柔らかくするために煮込む必要はなく、ソテー+炊飯で火が入るはず。)