毎日まめご飯。

素人の料理好きによる料理メモ。免責事項:このレシピを参照することでもたらされるいかなる損害にも筆者は責任を負うことはありません。自己責任でご利用ください。

「郫县豆瓣」(ピーシェン豆板醤)は確かに美味しかった

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スーパーで買った普通の豆板醤のチューブが残り少なくなっていたからそちらを使っていたんだけど、たまにピーシェン豆板醤を使うと明らかに香り・味が違うことに驚かされる。東京は中華食材店が沢山あるから有り難い。

これをその中華食材店で買ったときには日本語がそれほど慣れていない店員が「辛い、辛い」と警告してくれたことを思い出す。そのためにピーシェン豆板醤というのは他の豆板醤よりも辛みが強いものだという認識だったが、それが適切だったのかどうかは未だにわからない。ただいわゆる「激辛」とは違って、鍋に小さじ1くらい入れたとして、そこまで強烈な辛さを感じるわけではない。むしろ使っていくうちに、その香りと味の違いに気付かされた。

そもそも、「ピーシェン」って何?と思って調べてみたら、四川省省都(日本で言えば県庁所在地かな?)である成都近くの地域の名前だった。「郫县(県)」と書いてピーシェンと読む。ただ、2016年まではこの地名だったらしいが、以後は「郫都区」となったらしく、今はピーシェンはもはや行政区分の名としては存在しないということだろう。

 

最近は中国と日本の政治的な関係が、台湾問題といい汚染水の放出の問題といい、ややこじれ気味だが、日本には中国人が沢山住んでいるし、中国にも日本人は沢山いるだろう。どうか平和的に問題を解決していってほしいと、料理ブログのエントリながら祈らずにはいられない。