こんな記事(アーカイブ)を見つけた。非常に勉強になる記事だし、実際、キッコさんも「ジェノヴァペスト」「トラパニペスト」という表現をしていたので、イタリア的にはそうなんだと思う。イタリアのパスタを表現するときには気をつけないとハマりそう。ただ、
ナポリどころかイタリアどころか日本以外の全世界でジェノベーゼと言えばこの茶色いパスタなんです。緑のバジリコペーストのパスタは全世界的にペスト(パスタ)です。
これはどうなのか。まずは反例を置いておきます。→ Spaghetti Genovese recipe | BBC Good Food BBCのレシピサイトなら、イギリス人が勝手に勘違いして…というわけでもないよね。今後修正が入る可能性はあるかも?(というか、"in one pan"という表現が気になる。ワンパンって英語でもそういうんだ笑)
また、フレンチで sauce génoise(ジェノバ風ソース)というと、マヨネーズ、松の実、ハーブ、オリーブオイルを使ったソースらしい。(アーカイブ)
ただ、Wikipediaの記事には茶色のソースが載っているのでここは両方あるのかもしれない。
日本以外でも混同はありそう、というのがこの記事の結論になる。
ただ、本来の "Pasta alla genovese" が日本で人気になるときには、一体どういう名前になるんだろうか??ジェノバ風ミートソース?
I have no idea why this amazingly flavorful Genovese-style meat sauce isn't way more popular than it is.(この驚くほど風味豊かなジェノベーゼ風ミートソースがなぜそれほど人気がないのか、私にはわかりません。)
うーん、それは紛らわしい名前のせいだと思うわ。結構マジで。
(追記)
BBCのページをよく読んでいたら、ユーザーから以下のコメントが付けられていることに気づいた。
紹介しているページにアクセスしてみると、のっけからこんなことが書かれていた。
(翻訳 by DeepL +修正)「ジェノヴァ風」スパゲティは、皆さんが思っているのと違って、有名な緑のパスタではありません。その緑のパスタは代わりに「ジェノヴァ風ペスト」と名付けられています。この2つは全く別のレシピで、その違いはイタリアではよく知られていますが、海外ではジェノヴァの伝統料理と混同されているようです。
結論は変わらないというかむしろ補強されたわけだが、ちょっとおもしろかった。