もんじゃ焼きは昔から結構好きで何度もお店に行ったことがある。月島、浅草、亀戸、スカイツリー、などなど。江戸の名残を感じる街にはもんじゃ焼き屋さんありますね。
「鉄板の上に具材の土手を作り、中に生地を流し込んで火を入れ、全体を炒めあわせる」という調理体験は記憶にも残りやすい気がします。大学時代にバイト先の方々ともんじゃ焼いたこともうっすら覚えてます。
ホットプレートも持ってないし、「もんじゃを自宅で作る」という発想がこれまで全くなかったのですが、意外にフライパンでも作れるらしいということなので作ってみました。
キャベツを刻んでボウルに入れ、生地(小麦粉:水=1:10(重量比)の割合で混ぜ、ウスターソースとほんだしを加える)を流し込んで好きな具材を加える。
フライパン上では土手を大きく広げることはできないので、水の量は150ml〜200ml程度がよさそう。ただキャベツや具材の量によっては水分を吸ってしまい逆に足りなくなることもあるのでその辺は調整が必要かも。味の濃さはソースの量で調整できます。個人的にはソースを多めに入れるのが好み。トッピングの具材は、混ぜ込む具材とは分けるのがよいみたいですが、お店では具材をことごとくタネに混ぜ込んで焼く(海鮮焼きみたいなのは別として)ことが多い気がするので今回ははしょりました。
1回目はチーズもんじゃ(シュレッドチーズ、キャベツ、ベビースター、桜エビ、揚げ玉)、2回目はキムチ納豆もんじゃ(みじん切りのキムチ、納豆、キャベツ、桜エビ、揚げ玉)で作ってみた*1。
最後にお好み焼きみたいに青のりとか鰹節とかかけてもいいみたい。鉄板のあるお店ではお好み焼きも一緒に扱われてることもあって、ソース青のり鰹節はだいたいセットでテーブルに置かれてる気もしますが、案外そういう形で食べたことがないので今回はなしで。
フッ素加工のフライパンの表面に金属のヘラを使うと傷ついてしまうので、木のスプーンでこそげて食べたがとっても美味しい。焦げてない段階でも熱々で旨味たっぷりでおいしいし、焦げてきたら香ばしさは言うまでもなく食感も変わり、別の美味しさになる。そんなわけで、フライパンで作るもんじゃであっても、食べてる間にはフライパンを火から上げるのではなく、卓上コンロで加熱し続けておくべきです。そうしないと時間による変化の妙を楽しめず、もんじゃの魅力が損なわれてしまいます。
ほぼ冷蔵庫に常備している保存食的なものが具材になってごちそうっぽく姿を変えてしまうのも嬉しい。これ、みんなで食べるのもいいけど、一人のときのずぼら飯にもいいんじゃないかな?特別な材料は要らないし、キャベツを刻むのだけは面倒だけど、千切りの状態で売られてるのがあれば包丁なしでいけちゃうし。小麦粉もほとんど使わないからコスパもいいと思います。
というわけで改めて作ってみて、もんじゃの良さを改めてしみじみ実感できました。
しかし"粉もん"*2なのにほぼ液状のもんじゃ、あらためて不思議な料理だと思う。作ってて、我ながら何作ってんだろうと思った。これに類する料理ってなかなか世界にもないんじゃなかろうか。日本のよい食文化だと思います。