このエントリなど、いろんなところに書いているが、自分は盛り付けの苦手意識が強い。なので食卓にフライパンのまま、鍋のまま出して、盛り付けは配偶者にお任せすることが多い。とにかく盛り付けについては考える気すら起こらないというのが実際のところで、レシピを見る気が起こらない人の気持ちがわからないといっていた自分だが、盛り付けをする気が起こらないのと同じようなものだと思えば理解できなくもない。
見た目を気にする余裕があれば、味を改善する方にその余裕を回したい、と思っていたが、さすがにそろそろ盛り付けもしなければならないという気持ちになってきた。その分余裕ができてきたということかもしれないが、料理するということを考えた時に、「見た目」は「味」と同等に重要だということがわかってきた、ということは一つあると思う。つまり、味の改善と見た目の改善は同等の効果がある、ということだ。
ある程度まで料理に慣れて、味の改善が頭打ちになったら、盛り付けを改善することで総合的な食事の満足度を向上させることができるはずだ。
また、話題になったこの動画(↓)をつい昨日初めて見てしまったということもある。
ここでヒカルさんが料理全般(味、素材、盛り付け)に相当ダメ出しをしているのだが、かなり勉強になるところもある。
書籍も一冊買ってみたし、いくつか記事を見つけたので基本的なところを少しずつ押さえていきたいと思う。
料理の盛り付けのプロが盛り付けのテクニックを徹底解説
盛り付けのコツ
- 彩り(赤・黄・緑をバランスよく配置する)
- 高さ(立体的に盛り付ける)
- 余白・バランス(皿の余白を設ける)
盛り付けセンスを鍛えるために
- 真似する(人の盛り付けを真似る)
- 料理を見る(自分の好きなスタイリングがどういうものか?を考えながら、たくさんの料理(≒盛り付け?)を見る)
- 食器を考える(料理に対してどういう食器を合わせるか考える。また、食器に対してどういう料理を合わせるか想像力を働かせる。)
- 毎日インスタにアップする(人の目に触れることを意識しながら盛り付けし、日々継続する)
料理が美味しく見える盛り付け方。基本のポイントを抑えて食卓を華やかに彩る
- 3色の食材+モノトーンの食器=おしゃれ度アップ
- 食材のサイズ、彩りの配置、器の大きさのバランスを整える
- 料理を作る前に盛り付け完成イメージを思い描いておく
- 立体感を心がける
- 料理を盛り付ける際に皿にゆとりをもたせる
- デザイン性のある食器を合わせてみる
- 積み上げるように盛り付けてみる
- ドレッシングやソースを(かけるのではなく)添える
- 大皿の上に小皿を置いてみる(小技)
料理を美しく盛り付ける3つのコツ。ちょっとの手間でプロ級に!
- 料理の盛り付けは「彩り・高さ・バランス」
- 彩りの基本は、赤・黄・緑・白・黒の5色をとりいれる
- 大葉は刺し身の赤の補色としてそれぞれを目立たせる
- 高低差をつける
- 刺し身はつまを土台にして盛り付ける(杉盛り)
- 飾り食材を使う。
- 菜箸を使って立体的に盛り付ける
- バランス(器に料理を盛り付けすぎない)
- 規則性をもたせる
- ソースと付け合せの食材を規則的に配置する
- 食材と食器の形でバランスをとる
まとめ・実践してみること
3つの記事とも概ね共通していると思う。「彩り、立体感、バランス」についてはどの記事も基本として取り上げていた。「彩り」や「立体感」を考える際に、飾り食材や付け合せの存在が非常に大きくなってくる。既にレシピに組み込まれていることも多いので、そこの重要度を自分の中で上げて、アンテナを高くして取り組んでいきたい。
最初の記事は基本とコツだけでなく、「センスを鍛えるためのノウハウ」を記載していたので、難易度はともかく、取り組みやすそうな「真似る」「毎日インスタにアップ」を実践していこうと思う。
なお、上記の記事では強調されていなかった(おそらく応用編で少しレベルアップした試みなのかと思う)が、肉や魚の「切り方」は非常に重要だと思われる。例えば、「刺身」については筋の方向、食べやすいサイズ感や薄さなど、ノウハウが蓄積されている分野だと想像する。豚のブロック肉や、先日試した豚レバー、またよだれ鶏用の鶏むね肉など、切り方がダイレクトに食卓に反映される=切り方が重要になってくる食材はいろいろある。「肉・魚の切り方」については別途記事や書籍を探していこう。
盛り付けの悪い例については上記ヒカルの動画にいろいろ列挙されているので、他山の石として参考にしたい。