トルコ料理の小さい水餃子。トルコ料理屋にいってもなぜかあまりみかけないこの料理は未だに本場もレストランの味も知らないまま作り続けています。全然違うものだったらどうしよう。でも美味しいからいいか。
ベースのレシピはこちら。
日本トルコ協会様のレシピのおかげで、トルコ料理の美味しさを垣間見ることができました。
ポイントはソース。トマトソースとヨーグルトソースは絶対に用意することをお勧めします。もしデザートとしてのヨーグルトしか触れてなかったとしたら、このレシピでヨーグルト観が変わります。トルコ料理は胡椒をふんだんに使うので、こんなに入れて大丈夫かと不安になりますが、胡椒独特の辛さが気になるようなことはなく、トルコの香りを上手く再現してくれると感じます。
また、具を最初によく炒めているのが餃子と違うところ。どちらがいいのかよくわからないけど、油で炒めることでパセリの青臭さが消え、タネの一体感が強まって、またコクも加わってこれはこれでいい感じです。餃子は焼くから二度手間になるけど、こちらは炒めてから煮るのが前提なので、必然性もあるといえるかも。
なお、もし作りすぎちゃったら冷凍して保存できます。熱湯で茹でたら普通に食べられます。
材料
(生地)
- 餃子の皮(大きめ) 20枚
(フィリング)
- 牛ひき肉 80g
- 玉ネギ 1/2個(みじん切り)
- パセリ 適宜(みじん切り)
- ドライバジル 大さじ2
- 塩 小さじ1
- コショウ 小さじ1 多すぎるように感じますが、これくらいでちょうどよく辛すぎることもないです。
- 一味唐辛子 小さじ1/4
- クミンパウダー 小さじ1/4
- オリーブオイル 大さじ1
(ヨーグルトソース)以下の具を混ぜ合わせる。
- ヨーグルト 200g
- ニンニク 1片 すりおろす
- 塩 小さじ1/2〜1 最初は小さじ1/4くらいから味見しつつ加えるといいかと。
- こしょう 小さじ1/2〜1 こちらも同様。
(トマトソース)水にトマトペーストを溶かし、クミン、唐辛子、バターを加えて弱火にかけて煮る。ややとろみが出てきたら火を消す。
- トマトペースト 1袋
- 水 200ml
- クミンパウダー 小さじ1/4
- 一味唐辛子 小さじ1/4
- バター20g
(バジルソース)ドライバジルをバターで炒める。
- ドライバジル 大さじ2
- バター 10g
作り方
- みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで炒める
- 透明になってきたら、みじん切りにしたパセリを加えて炒める
- さらにドライバジル、クミン、一味唐辛子、塩、胡椒を加えて炒める
(この時点で、パセリとドライバジルの量が多いので結構黒っぽくなってきます) - 粗熱をとって、牛ひき肉と合わせてよく混ぜる。
- 餃子の皮は縦横に4等分する(1枚が中心角90度の扇形4つになる)
(ここから生地に包んでいきます) - 小皿に水を用意する。生地を1枚とり、スプーンを水につけて濡らして生地の上をさっとなでて湿らせる
- 小さいフォークで4を掻き取って生地の真ん中に乗せ、扇形の円弧上の2点をあわせる形でギュッと閉じ合わせる。
(茹でてる途中に裂けないようにぎゅっと閉じます) - 餃子の皮の円の中心だった点と、合わせた1点をくっつけて、新しくできた2辺をギュッと閉じ合わせる。
(この際、具が多すぎると溢れてしまう。どの程度が適量かを試行錯誤しながら包んでいくとよいです) - 6〜8の手順を繰り返して、20 x 4 = 80個のマントゥを作る。
- 鍋に十分な量の水を入れ、塩、胡椒、サラダ油(分量外)を加えて火にかけて沸騰させ、9を入れる。
- 7〜8分程茹でて出来上がり。
下図はまめご飯流(つまり我流)の包み方。皮に乗せる具はかなり小さくて大丈夫。少しでも多くするとすぐに溢れてしまいます。
水餃子のようにスープと一緒によそい、手元の小皿に取り出して3種のソースをかけて食べるというのがおすすめです。ヨーグルト、トマト、バジル、にんにくの風味の相性が抜群。そういえば、この組み合わせはちょっとマルゲリータにも似ている。